いわたこどもクリニック様に「モバイルクリニック™」を 納入しました。

お客様名:医療法人おおみや会いわたこどもクリニック
所在地:愛知県一宮市大宮3丁目2-15
納入日:2022年3月
利用用途:発熱外来

お話を伺った方:
医療法人おおみや会いわたこどもクリニック 院長 岩田様

モバイルクリニック™導入に至った背景

2022年1月の新型コロナウイルス感染症の第6波で感染者が低年齢化したため、小児科クリニックの発熱患者におけるコロナ感染者が急増していました。

モバイルクリニックを選んだポイント

まずモバイルクリニックが独立した診療室として完成品である事が一番の決め手でした。
電力以外の基礎工事が不要、購入して2週間後には実働可能であったことに驚きました。また、物置を改造した一時的な簡易診察室とは違い、レベルの高い陰圧環境が魅力的でした。これはコンテナを改造した設計の利点であると感じます。

他にも、密閉環境を可能にする特殊扉や、陰圧状況把握に必要な圧力計、紫外線照射付きFEPAフィルターが完備されている点に、既に完成された商品としての魅力を感じました。短期使用にはリース契約も選択可能であり、また将来的に不要になれば撤去可能であるため、借地のクリニック経営者にも、これは嬉しい利点です。

モバイルクリニック™を導入してよかったこと

時間的・距離的な制約で実物を視察することはできませんでしたが、想像以上の品質でした。特に、明るい内装が閉鎖的空間で働くスタッフの心を和らげてくれると感じます。また、購入後に気がついた付属品が嬉しいプレゼントでした(自動シューズカバー装着機、足ペダル付きアルコール消毒台など)。

とにかくモバイルクリニックで発熱外来を開始する上で必要なものは、空き地と電気工事のみです。少し工夫が必要なのは、本院との連携です。安定した環境を望む場合には、有線LANがあれば憂いなしですが、昨今の電子カルテは無線LAN接続も可能なので問題ないと見ています。

また、患者受付業務も発熱外来で一部代行しています。電話を介して受付して、保険証画像データはモバイルクリニックから本院に転送し、診察外来状況や検査結果などはインカムとiPadを介してスタッフ連携を行う、というやり方を実践しています。そして、モバイルクリニックをより効果的に使えるように、自院で外部電灯や非接触型電子キー、自動ロックシステムをカスタマイズしました。

モバイルクリニック™へのご要望

あえて希望を述べると、診察室と前室の間の隔壁扉の開閉に手を使わない方法を工夫
して頂きたいです。手動でも十分ですが、手以外に足でも開閉可能なように、下部にも引き手を設置して欲しいです。(特に診察室から前室に移動する際にはPPEを脱いでいるため。)